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気付けばもう夕方。
ぼーっとしている間に今日の授業は終わったらしい。
やばい、授業はおろか、昼飯の記憶もない。
俺何食ったんだ??
「大介くん、本当に大丈夫?無理しないでね。わたし今からバイトなんだけど、今日はすぐお家帰って休んで」
佐久間「………え!Aバイト?!だめだよ、送ってく」
「ほんと今日は大丈夫。無理してほしくないの。お家でゆっくりして、彼女さんに診てもらって?」
佐久間「………………嫌」
Aからサキの名前が出るのが苦しい。なんで、、今までだってAにサキの話はたくさんして普通にしてたじゃないか。
なんかサキのこと話したくない。
ピコン
Aのスマホが鳴った。
「あ………」
佐久間「え?どした?」
「なんか阿部さんが大学まで迎えにきてくれるって。佐久間どうせ二日酔いでしょーって書いてある……」
え?阿部ちゃんが?
え、やっぱ阿部ちゃんってそういう感じ??
………Aのこといいなってなってるのかな、阿部ちゃん。
佐久間「………だめ、俺が送ってく」
阿部「こら佐久間。Aちゃん、困ってる」
佐久間「あ、べちゃん……」
阿部ちゃんだ。ほんとに迎えにきたんだ。
阿部「どうした?佐久間?なんかいつもの感じじゃない?まじで二日酔い?」
佐久間「………違うし」
「大介くん、体調悪そうで。わたし1人で行くよって言ったんですけど……」
佐久間「……送る」
阿部「………んーーー、あ、じゃあ3人仲良く行こうか!」
「え、そんな、いいです、1人でだいじょ」
佐久間「んは!そーしよーーー!いこ!A!阿部ちゃん!」
阿部「ふは(笑)だって、Aちゃん。」
「えぇーー、、、ありがとうございますっ」
3人仲良く、、へへ、まぁそれならいいや!
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作者名:ねこ | 作成日時:2024年3月28日 14時