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「じゃあ昨日の人は相性が悪いっていうより、好きになれないって自分の中で判断してそう思い込んでたのかも。」
次だね、次!と前向きに明るく桃香は言う。
「Aはどうなの?」
「え?」
「持田くんだよ。」
「…、」
「2人でご飯行ったんでしょ?」
「行っただけだよ。」
「それはさぁ、Aが思ってるだけじゃん。」
「え?」
「わかんない?持田くんってあんなにモテるのに、ご飯のお誘い全部断ってるんだよ?」
「そうなの?」
「ご飯行くくらいいいじゃんって思うんだけど、それで後々思わせぶりだとか言われるのいやなんだって。」
「モテるって大変なんだね…。」
「でね?そんな人がAをご飯に誘った。どういうことかわかる?」
「私とはご飯に行っても思わせぶりって思われないから…?」
「ちがぁうよ!Aと行くなら思わせぶりにならないから!」
「…?」
「持田くんはAのことが好きってこと。」
「はぁ!?」
ガタンッと音を立てて立ち上がった。
そのせいで周りから注目されてしまい、咳払いをして席に着く。
桃香はニヤニヤ、ニヤニヤ。
「なに言ってるの。そんなわけないでしょ。」
「なんでそう言いきれるのよ。」
「それは、」
「ほら。わかんないでしょ?」
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minese(プロフ) - ありがとうございます、助かりました (5月2日 12時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 題名は『玉響-moment』です(* ᴗ͈ˬᴗ͈)” (5月2日 12時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - 題名を教えてください (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - そうなんですか⁉ありがとうございます (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 目黒くんのお話ありますよ!お手数ですが私の作品一覧を見ていただければと思います。 (5月1日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年4月7日 16時