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チーフ「悪いがAの安全のためにも家には帰らないでくれ。いつあいつが待ち構えていてもおかしくないし、何をしでかすかも分からん。」
「…わかりました。」
冬賀「ホテル手配します。」
チーフ「頼んだ。」
マネ「仕事をセーブして時間ができたところ申し訳ないけど、1人での行動は避けて、家と仕事の往復のみで頼む。送迎も毎回俺達がする。でいいですよね？」
チーフ「あぁ」
「…わかりました。」
折角阿部ちゃんの近くのマンションだったのに(たまたまだけど)引っ越しか…。
阿部「…あの…」
引越先、探さないと。なんて考えていたら阿部ちゃんが手を挙げた。
チーフ「どうした？」
阿部「ホテル暮らしを数日した後、俺の家で一緒に住むっていうのは…だめですか？そうしたら買い物も俺が代理でいけるし、家にもし椎名さんが押しかけて来ても対応することができる。コロナ禍で皆感じたと思うけど家に籠もってるのってかなり気が滅入るから…」
マネ「確かに…」
「でも阿部ちゃんに迷惑かける。」
阿部「俺は迷惑なんかじゃないよ。Aと一緒にいられる時間が増えるから嬉しい。Aは？俺と一緒の時間、増えるの嫌？」
阿部ちゃんとの時間が増えるのは嬉しい。でも、私のせいで迷惑をかけたり危険に晒すのは嫌だ。
冬賀「Aさんの家の近くということで、阿部さんの家も知られてるかもしれません。」
阿部「なら俺も引越すよ。もうすぐ契約更新だし。」
阿部ちゃんのマンションは珍しく契約が5年毎らしい。
チーフ「まぁ…それなら…」
セキュリティがしっかりしてて、送迎車の停車スペースも外から見えないところを探すと燃えだした阿部ちゃんにマネージャー陣が負けて、家が決まるまでの間はホテル、家が決まったら阿部ちゃんと一緒に住むことになった。
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作者名：雪 | 作成日時：2024年4月15日 7時
