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Aside
『こんにちは〜』
乙「あら、めぐちゃん!久しぶり〜来てくれたのね〜!」
『そりゃそうだよ、大事なお店の最後の日なんだから』
いつもなら絶対に着ないワイシャツを着て、私は思い出のお店の最期に訪れた。
ここはスイーツ専門店「メルト」の姉妹店、「フォンデュ」。
そしてこの人はフォンデュの店長の乙葉さん。
私のことは、名字の目黒からとってめぐちゃんと呼ばれている。
少し前まではたくさんお店があったけど、今はもうここしかない。そして、今日ここが失くなるということは、もうフォンデュには来られないということだ。
『寂しくなるなぁ〜もっとたくさん来とけば良かった』
乙「もう十分よ。めぐちゃんには学生時代たくさん働いてもらったし」
フォンデュは私が高校生の時に、バイトしていた店だ。
そして、私と蓮が付き合うきっかけとなった店でもある。
乙「それで、蓮くんとは最近どうなの?」
『色々あったよ〜この前は珍しく喧嘩したし、スクープ写真拡散されそうになったり、、、』
あれ?あれってもう拡散されてたんだっけ?てことは、私たち今やばい、、、?
急いでスマホを開くと、蓮の熱愛報道はなかった。あの2人上手いことやってくれたんだ。感謝感激。(あれ、でも元はといえばあの2人のせいで、、、いや、もうめんどくさいからやめとこ)
乙「、、、でもさ、そういうのって息苦しくない?私はもう世にばらしても良いと思うけどなぁ」
『また言ってる、、、でもな、、、』
乙葉さんは、ずっとこんな感じでばらしちゃえって私たちを催促してる。
『(あのときもそうだったな、、、)』
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作者名:ハロハロ | 作成日時:2024年2月12日 18時