風磨の彼女は手に負えない。2

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「なに。嫉妬してんの？」


茶化したように聞くと
さっきの表情とは一転、
スンっとした表情に。


『別に？風磨くんの過去は私には関係ないもん。』


ツンデレなんだよな。この子は。


そして恥ずかしいのか“風磨くん”呼びに逆戻り。

まぁ、これから追々でいっか。


そっぽ向くもんだから
こっちを向かせてキスをした。


『ふっ……』


何かを喋ろうとした瞬間を見計らって
舌を入れた。



キスでわかった。

これは慣れてないな。


『ふっ！！ちょっと………まっ…て。』


流石に苦しくなったのか
胸を叩かれたので
一旦冷静になる。



「嫉妬してよ。関係ないなんて言わないでよ。」


もう一回キスしようとした時、
衝撃の言葉を耳にした。



『あの……初めてなんだけど……。
いいのかな？その……なんにもわからない。』


愛おしすぎるだろ。

俺が初めてってこと！？

こんな可愛い子をよく世間がほっといたよな。


むしろこっちが聞きたい。


「逆にAは俺でいいの？」



いいって言ってくれなきゃ困るけど
こんな時の俺は3つ上だと思えないくらい
意地悪なんだよ。



『風磨くんがいいから、今日来たんだもん。』



はい、終了。

もうスイッチ入りました。


その言葉を聞いた瞬間
Aお姫様抱っこをして
キングサイズのベッドに運ぶ。

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