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〈宮舘くんside〉
康二が帰ってきたと思ったら、倒れた。
急いで頭は守れたけど、熱はすごい高いし、呼吸も荒い。
何かあってからじゃ遅いしと思って、救急車を呼ぶ。
全員を起こして、事情を説明。
状況がわかる俺が付き添うことに。
診察の結果は、疲労による高熱。
疲労回復と解熱の点滴をして、目を覚まして詳しく診察をすれば帰れるらしい。
目黒のこと、任せっきりだったもんな。
ふっかのことも一緒に見てもらったりもしてたし。
仕事だけじゃなく、そっちのこともあるよね。
普段は、甘えん坊で優しい康二だからこそ、疲れたって言えなかったのかな。
向「んッ...」
宮「康二?」
向「・・・ぁて、、な、で」
宮「康二が熱出して倒れたから、病院に運ばれてきたの」
向「・・・そ、なん、や、」
点滴のパックが交換されて、診察を受けた康二。
向「だてさ、」
宮「ん?」
向「すこしだけ、めめとべつべつなりたい...いまのままやと、きら、、」
宮「じゃあ、迎えも頼まないとだし、ひかるに話してくるから、寝てな?」
向「ねるまでおって、?」
宮「いいよ」
熱のせいもあって、すぐに寝た康二。
照に電話して戻ると、起きたらしく涙目な康二。
向「やっぱりいっちゃあかんーッ....」
宮「ごめんごめん。もう行かないから」
点滴が終わり、康二の靴を忘れてきたから先にお会計をさせてもらい、おんぶをして病院を出る。
車に乗せて、俺も乗る。
岩「とりあえず、阿部にめめを誰の部屋にするか決めてもらってる」
宮「俺、しばらく康二とふたり部屋になろっかな」
岩「了解」
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作者名:みるく | 作成日時:2024年4月16日 3時