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〈阿部くんside〉
じゃんけんの結果、俺がふっかと入ることに。
先に、自分のことを済ませて、ふっかを呼ぶ。
脱がせるのはひかるがしてくれて、ふっかを受け取る。
椅子に座らせて、シャンプーハットを被せて、ふっかの頭を洗ってあげて、体も洗って、一緒にぬるめの湯船に浸かる。
深「あぇちゃ、たちゅ、ねんねのときに、おねしょちた、」
阿「そうなの?」
深「ぅん、たちゅ、おしっこわかぁなくなぁたの、」
阿「そっか」
深「・・・おちょなのきぉく、なくなぁてほちい、...ちぃちゃくなるなら、きぉくもないないッ...グスッ...」
阿「そうだよね、大人の記憶あるのも辛いよね」
深「グスッ...」
ふっかを慰めながら、明日にはなにも考えずに甘えられることを願う。
お風呂から上がって、しっかり保湿をして、服を着せて、自分も着て、髪の毛を乾かしてあげる。
深「ぁっこ、」
阿「ちゃんと捕まっててね?」
洗面台にタオルを敷いて、そこに腰掛けさせて、抱きついててもらう。
抱っこではないか。笑
髪の毛を乾かし終えて、リビングへ。
目「ぃーく、!おふお!」
岩「ちょっと待って」
深「たちゅも、あぁえて、いぃの、?」
阿「うん、いいんだよ」
深「・・・」
阿「康二がお風呂終わるまでなにしてる?」
深「ぎゅ、」
阿「でいいの?」
深「コクンッ...」
渡「ふっか、最年長ってこと気にしてるだろ」
深「・・・」
渡「小さくなったいま、そんなこと考えなくていいから。仕事のこともなんも考えなくていい。とりあえず、小さいうちは誰にでも甘えておけ。我慢しなくていいから」
ふっかが下唇を噛む。
あ、これやばい。
渡「泣きたいなら泣きな?」
深「ぅ、うぁぁぁんッ!うわぁぁぁんッ!」
阿「え、ちょ、翔太!」
渡「っしょ...我慢してたからだろ?」
阿「そうかもしれないけどさ、」
渡「泣かせたのは俺だから、あっちのヤツらに説明しといて」
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作者名:みるく | 作成日時:2024年4月16日 3時