5*ryota* ページ5
*ryota*
俺だけのAになってから、3ヶ月。
ひたすらに可愛くて、愛しくて、
大好きで、大切で、
どうしようもなく、
好き。
え、どうした?俺。
割りと恋愛には、淡白なタイプだったはず。
"メリット、デメリット"でしか、
女性のことは見てこなかったし
"理屈"じゃない想いなんて、俺の中では存在していなかったのに…
彼女のことは……
もちろん、理屈でも好きだけど
理屈抜きでも、好きだ。
「A?」
「んー…」
「シャワー行ける?」
「んー……ちょっと、まだ歩けない。」
ベッドの中、俺にぺったりくっついた状態のAは
ふにゃふにゃ。
………あぁ。
ふにゃふにゃ、にしたのは、俺だけど?
その姿さえも、愛しくて、可愛くて……
何度だって、抱ける。←
「………ぁ、涼太くん、まだ、ダメ…」
ペチッと俺の手、叩かれた。
「やっぱ、ダメかぁ。笑」
しょうがない。
抱きしめるだけにしよう。
「………温かい。」
「ふふ、笑
ね。温かいね。
Aの体温が、心地良い。」
「私も、涼太くんの体温が、心地良い。
涼太くんが、隣にいると、すぐ眠れる。」
ポヤポヤ、とした表情でそんなことを言うから
俺の胸の辺りは、ぎゅっとなる。
これが、俗にいう"キュン"とするってやつ。
Aといると、俺はよく"キュン"を体験する。
そんなのも、過去思い起こしてもなかったと思う。
……どれだけ、淡白な恋愛をしてきたのだろう。
「涼太くん、シャワー浴びに行こ?」
「ふふ、笑
もう大丈夫なの?」
「うん。大丈夫。」
「じゃあ、もう一回ふにゃふにゃにするか。」
なんて言いながら、覆い被されば
「こら!」
って、可愛く叱られた。
え、可愛。
「ちゅ、」
「あ、ねぇ、私、今叱ったんですけど!」
「え?叱ってたの?笑」
「もう。」
「はは、笑
よし、行こ。」
手を引っ張って起こして、
ベッド脇の棚から、俺のスウェットをスポッと被せれば
へへ、と可愛い笑顔。
………はぁ。
もう。
どれだけ、俺を、甘くさせるんだろう。この人は。
439人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました❤️次の🤍ちゃんもお楽しみにー😊✨ (4月21日 16時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» 今作も、最後までありがとうございました❤️ロイヤルサンド、私も食べたいなぁ🌹🤣次回🤍もお楽しみにぃ😊✨ (4月21日 16時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 完結おめでとうございます‼︎最後の最後まで国王は甘かったですね🥰 阿部ちゃんとの会話意気投合してるって思いながら読みましたw 主人公ちゃん幸せになってよかった❣️最後ラウちゃんとのお話楽しみにしてます☺️ (4月20日 21時) (レス) @page19 id: 3fdd874ee5 (このIDを非表示/違反報告)
こじまる(プロフ) - お疲れ様でしたー❤️だてだてが甘すぎて…きゅん❤️✨私もだて様が作ったサンドイッチ食べたーい!!つぎはラウくん✨楽しみにしてまーす😊🎶 (4月20日 20時) (レス) @page18 id: 93d95d1476 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - うめさん» 読者さまを悶絶させたい💚❤️とか言って 😂 笑 (4月19日 13時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HANA* | 作成日時:2024年4月16日 16時