続 Sugar ＊ryota＊

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「だからさ？

俺といる時くらいは、リラックスしててほしいなぁって思うんだ。

で、甘やかしちゃうんだよね。」




「え？」




「俺が出来ることは、全部やってあげたくなんの。」




そう言って、微笑んだ涼太くんの目がすごく優しくて……




胸が、キュン、と音を立てた。




「……でも、私、本当に何にも出来なくなっちゃいそうだよ？」




「ふふ、笑

いいんじゃない？それで。」




「えぇ、全然良くないよ。

元々依存型なのに、更に依存しちゃいそう。」




「依存してよ。」



「え？」




「依存して、依存して、どうしようもなく俺を必要としてよ。」




「………」




「"俺ナシじゃ生きられない"って、言ってよ。」




ふわりと微笑みながら、


顔を近づけて、頬をゆっくりと撫でられた。




「……、…」




そんなこと言われて、



こんな風にされたら……




「……涼太くんって、催眠術師がなんかなの？」




「え？笑」




「すごい、催眠術、掛けられてる気分なんだけど。」




………もう、彼以外の誰かを



今後、愛すことはない、みたいな。




………彼の傍でしか、息をすることはない、みたいな。




「……じゃあ、俺のあとに続いて言ってみて？」



「え？」




「……"私は"…」「……私は」




「"宮舘涼太を"……」「……宮舘涼太を」




「"生涯の伴侶とし"……」



「生涯の伴侶と……って、何言わせようとしてるの？！」





「え？誓いの言葉？」




「いや、誓いの言葉って！」




「……誓ってよ。」




「へ？」




「……この先、ずーっと、俺といるって。」




スッと、私の左手を取った彼が




薬指を、指先で握った。




「……っ、……」




「……ずーっと、いてよ。俺と。」




ふわふわと笑いながら、私の髪を優しく撫でられたら……





「……やっぱり、涼太くんは……


催眠術師だ。」




「ただの、貴族だよ？笑」





「催眠貴族。」




「あは、笑

ほんと、変なあだ名つけるの得意だよね。笑」




ゲラゲラ笑ってる涼太くんが、私は



すごく、好き。






「……涼太くんがいなきゃ、息できない。」




「……、…」



彼の首に腕を巻き付けて、唇にキスをすれば




「……いくらでも、息、させてあげるよ。」




「……、…っ、」



……嘘つき……



こんな、キス……





息できない、じゃん。




「……はぁ。……好き……、…」

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