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- 翔太が3歳の頃 -
宮舘side
真っ白な雪の舞う日。
偶然見つけた照に保護され、救急車で運ばれてきた男の子。
冷え切った身体を温め、呼吸が安定するまで集中治療室で治療すること3日。
搬送された初日に容体を診たふっかと俺がそのまま受け持つことが決まった。
ベッドに横たわっている翔太くんの小さな小さな身体のあちこちには、だいぶ減ってきたとはいえ、まだまだ沢山の管が伸びている。
宮「翔太くん、もしもしさせてね」
静かにそう声をかけると、怯えたように目をそらす。
温めた聴診器をそっと乗せたら、びくびくっと身体を震わせる。
俺の耳に伝わる心音はとにかく速い。
…不安なはずなのに泣かないこの子の瞳は警戒心で染まっている。
宮「…嫌だったら泣いていいんだよ？」
翔太「…」
俺の言葉の意味がわかっているのかわかっていないのか、目を合わさずただただされるがまま。
話しかけるのも触れるのも過度なストレスになるから最低限にしているけれど…もっとコミュニケーションをとって彼のことを知ったり心を癒してあげたいのも本音。
俺とふっかは、そこの兼ね合いに悩み続けていた。
宮「じゃ、よろしくお願いします」
集中治療室に常駐してくれているナースに声をかけて、ため息をついて集中治療室をあとにした。
深「…どう？」
前から歩いてきたふっかに黙って首を横に振る。
深「ここは安心ってわかってほしいんだけどなぁ」
宮「…ずっと緊張しててさ。苦しいだろうね」
深「でも、だからと言って一人にするのは違うから。」
宮「うん。俺らが寄り添ってあげないと。」
前向きな言葉を頑張って紡ぐんだけど…ここ3日間の翔太くんの力のない目を思い浮かべてまたため息をついた。
ふっかと並んでにぎやかな小児科病棟を歩く。
翔太くんからは笑い声も泣き声も聞けない。
保健所の情報によると障害はないみたいだし本当は話せるんだろうけど、俺らが耳にできたのは、たまに怯えて出す喃語だけ。
カウンセリングルームの前を通りかかるとちょうど照が出てきた。
照はここ数日、心理のスタッフと協力して情報収集や今後の方針づくりに奔走してくれている。
宮「…ちゃんと寝てる？」
気まずそうに目をそらす照。
岩「…ん、さすがに今日は寝る。」
言い訳できないと悟ったのかそう呟いてから、ファイルを差し出した。
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シルク(プロフ) - アンナさん» こちらこそリクエストありがとうございました！読んでくださる皆さんは💙以外なら誰が好きなのかな〜なんてたまに気になってました🤭 💛さんいいですよね〜。また絡み書きますね！ (3月31日 9時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - リクエスト応えてくださり、ありがとうございました！💙💛の絡みが個人的にすごく好きなので、また是非よろしくお願いします♪ (3月30日 22時) (レス) id: 3278b67723 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそリクエストありがとうございました！自分なりに奮闘する感じが、私的にもお気に入りのお話になりました🤭 これからも頑張ります♪ (3月20日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - リクエストに応えていただきたいありがとうございます！これからもお話し楽しみにしています🌟 (3月20日 20時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ナオさん» ご感想ありがとうございます！おそらくリクエスト頂かなかったら、こういうテイストを書くことはなかったと思うので、私の方こそ感謝です✨ 是非是非これからも遊びに来てやってください♪ (3月14日 17時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年3月9日 23時
