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Aside
想くんの部屋に昼食を運ぶと、泣きついてきた。
想「もうわかんなぁい、想がわるいの？」
A「…約束、どうしても守れなかったの？」
想「だって、かわいくて、もっと貸してほしくて」
A「そっかぁ。でもね、想くんの貸してほしいって気持ちと同じくらい、翔太くんも返してほしかったんだと思うよ？」
想「…でもしょーたくん、想に嫌なこといっぱい言った。」
A「それはそうだね。だから2人とも反省しないといけないの。」
想「うー、想ね、…ぬいぐるみ投げちゃた。」
A「わかってるなら、翔太くんにごめんねって言ってごらん？」
想「……むり。」
こんなやりとりを経て、ナースステーションに戻ってくると
佐「おかえりー」
阿「想、どんな感じ？」
首を横にふってみせれば、阿部さんも困ったように眉を下げた。
阿「翔太もね、なかなか気持ちの整理がつかないみたいで。さっき蕁麻疹も出てきちゃった。」
佐「俺的には、翔太と想って仲良くなれるんじゃないかと前々から思ってたんだけどな。年も近いし、長く入院してる同士だし。波長合いそうだなーって。」
確かに昨日、翔太くんが想くんにぬいぐるみを貸してあげた場面では、後々こんなことになるなんて想像できないほど、二人ともにこにこしてた。
こういうトラブルも、子どもにとっては学びの一つになるんだろうけど…難しいね。
佐「…ま、こういうときの翔太の精神安定剤は涼太だからおまかせしようか。」
阿「そうだね。想のほうはふっかかな…。あとはラウとか。」
そんな会話を経て、時間になったから808へ行くと
A「あ、先生いらしたんですか」
宮「うん、ちょっと嫌な予感がしたから。」
そう言って先生は翔太くんの脇に体温計を滑り込ませる。
翔太「やーだ」
宮「はいはい少しだけじっとしてて」
やだと言いながらもぴったり先生にくっついてるから、やっぱり佐久間さんの言う通り、宮舘先生が安定剤なのかもしれない。
宮「ほら、ビンゴだ。」
体温計が示した数字は37.3℃。蕁麻疹に続いて熱も出るなんて、よっぽど精神的に参ってるってことだ。
…なんとかしてあげたいな。
宮「風邪じゃないから気分切り替えて休憩するのが一番だね。体調が落ち着いたら仲直りしよう」
翔太「…」
宮「とりあえず今はゆっくり休むこと。」
翔太くんは黙ってうなずくだけだった。
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シルク(プロフ) - アンナさん» こちらこそリクエストありがとうございました！読んでくださる皆さんは💙以外なら誰が好きなのかな〜なんてたまに気になってました🤭 💛さんいいですよね〜。また絡み書きますね！ (3月31日 9時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - リクエスト応えてくださり、ありがとうございました！💙💛の絡みが個人的にすごく好きなので、また是非よろしくお願いします♪ (3月30日 22時) (レス) id: 3278b67723 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそリクエストありがとうございました！自分なりに奮闘する感じが、私的にもお気に入りのお話になりました🤭 これからも頑張ります♪ (3月20日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - リクエストに応えていただきたいありがとうございます！これからもお話し楽しみにしています🌟 (3月20日 20時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ナオさん» ご感想ありがとうございます！おそらくリクエスト頂かなかったら、こういうテイストを書くことはなかったと思うので、私の方こそ感謝です✨ 是非是非これからも遊びに来てやってください♪ (3月14日 17時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年3月9日 23時
