�� ページ46
翔太side
うぇ、きもちわる…
ベッドに寝転がって、自分が自分じゃないみたいな身体と頭に耐える。
ほんとにやだ、、
翔太「これ、いつおわるのぉ…」
こんな質問したけど、めまいが続く時間はその時々でバラバラってしょーたもわかってる。
すぐに治まる日もあれば、数時間じわじわ続く日もあった。
翔太「あと何個かぞえたら終わるの！」
翔太「おしえてぇー」
こんなこと聞いても困らせるだけだし、答えなんて出ないことはわかってる。
でも、この感覚が嫌すぎて、心細くて、八つ当たりするみたいについつい強い口調で聞いてしまう。
A「頭痛いとか、吐きそうとかある？」
翔太「なぃ」
A「一応測るから、腕もらうよ」
ぐるっと腕に太いテープみたいなやつを巻かれて、指先にも機械を付けられた。
そうしている間にも、すぅーっと気が遠くなっていく感じがして、
このまま、しょーただけどこかに行ってしまうんじゃないかって気持ちになる。
翔太「やだ、まって、どうしよ、どうすればいい？」
パニックパニック、、
しょーたはここにいるって、自分を落ち着かせたい一心で
布団を手繰り寄せて、ぎゅーっと握った。
翔太「どうしよ、ねぇ、もうめまいおわるよね！？」
もうパニックすぎて…自分でもわけのわからない質問ばっかりしてるなって思う。
A「大丈夫だから、深呼吸して、じーっとしててごらん。」
翔太「え、あ…、ﾌｩ―、、あ、」
A「深呼吸だよ、深呼吸」
布団を掴んでいた手を、上から握ってくれて、ちょっと自分を取り戻した。
翔太「ｽｰ、ﾊｰ、、ｽｰ、ﾊｰ」
ほんのり目を開けるともう片方の手でなぜか携帯を操作していたAちゃん。
A「んー、そうだな。…これとかどうかな？」
翔太「ん？」
Aちゃんが画面をタップすると、
♪ ♬ ♪・・
翔太「ぴ、あの？」
Aちゃんの携帯から流れ出したのは、静かで穏やかなピアノの音色。
A「クラシックって、聴くと安心しない？」
確かに暫くしたら、ザワザワした気持ちがすーっと落ち着いて、いつの間にか自分が自分に戻った感じがする。
意味わかんないことばっかり聞いちゃったけど、
翔太「…ありがと」
小さい声でお礼を言ったら
A「いいのいいのー」
明るくさらっと返したAちゃんは、長いめまいが治まるまで、ずっと一緒にいてくれた。
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シルク(プロフ) - アンナさん» こちらこそリクエストありがとうございました！読んでくださる皆さんは💙以外なら誰が好きなのかな〜なんてたまに気になってました🤭 💛さんいいですよね〜。また絡み書きますね！ (3月31日 9時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - リクエスト応えてくださり、ありがとうございました！💙💛の絡みが個人的にすごく好きなので、また是非よろしくお願いします♪ (3月30日 22時) (レス) id: 3278b67723 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそリクエストありがとうございました！自分なりに奮闘する感じが、私的にもお気に入りのお話になりました🤭 これからも頑張ります♪ (3月20日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - リクエストに応えていただきたいありがとうございます！これからもお話し楽しみにしています🌟 (3月20日 20時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ナオさん» ご感想ありがとうございます！おそらくリクエスト頂かなかったら、こういうテイストを書くことはなかったと思うので、私の方こそ感謝です✨ 是非是非これからも遊びに来てやってください♪ (3月14日 17時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年3月9日 23時
