紅一点×SnowMan⑨ (ページ31)

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それからYouTubeでどんな企画を撮るのか話をする。
この様子もYouTubeに上がるのか。

阿部ちゃん先生や人狼など
いろんなアイデアがみんなでてくる。

深『Aはどう？』

「そうだなぁ。みんなで美味しいお取り寄せ料理食べたい。」

渡『うわっ。それ最高。』

目『やるなら海鮮がいい。』

そんな話をして、YouTube分の撮影は終わる。

阿『それにしても、Aが、永瀬の家にいるとは思わなかったな。』

佐『Wi-Fiないは衝撃的すぎる。』

「だよね。でもこれからは必要かなぁ。」

その言葉に画面に映る他のメンバーが頷いている。

「でも今コロナだから、、、。」

阿『あー。工事は入れないね。』

向『おれ？』

佐『ちげーよ。ネット回線引く工事。』

宮『でも、今って置くだけのやつとかあるよね？その辺頼んでみたら？』

へー。そんなのもあるんだ。調べてみよう。

深『まあ、そしたらみんな体調には気をつけて。また今度YouTube撮りまーす。』

ふっかさんの言葉でzoomの接続を閉じる。
それから雅とコスメブランドの打ち合わせをして、
そのあとは今度撮影するドラマ、映画の打ち合わせをする。

ふーっと息をついた時には夜になっていて。
いつのまにかこんな時間になっていたのか。

ご飯も食べず画面ばかりを見ていたから
流石に疲労感を感じる。

うーんと伸びをして、彼にお礼を伝えるため、
リビングを覗いた。

「あっ。部屋貸してくれてありがとう。」

永『全然やで。えらい時間かかったんやな。』

「まとめて打ち合わせしようと思って。廉に迷惑かけるわけにもいかないし。」

『そんなん全然ええのに。おかげでうまいご飯頂いてるんやもん。』

そう言ってお皿に盛ったハンバーグを指差す。
普段全く料理をしないらしく、部屋を借りるお礼に
料理を作って持ってきたらかなり喜ばれた。

『お腹空いたやろ？まだ残ってるし一緒に食べようや。』

「でも、ソーシャルディスタンス取らないとだし、、、。」

『同じ家おったらもう意味なくない？それとも保菌しとる可能性あるん？』

それはない。スーパーに買い物行くくらいしか
外に出ないし。少なくともメンバー含め、
会ってるのは廉だけだ。

「その可能性はほぼないかな。」

『ん。俺も。人に会っとらん。やったら大丈夫やろ。食べよ。Aが作ったやつやけど。』

私は食欲に負けて廉の前に座る。

「温め方分かって良かった。」