こんな俺らでも。2

五月蝿い。4 ページ20

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緑side


緑「さくま、何してんの」

桃「何って？んー、、

寝れないから阿部ちゃん何してるかなーって思って。

こーじもう寝ちゃったんだもん。」

緑「ふーん。取り敢えず入りな？」

桃「おっじゃまっしまーす！」

なんでこいつは夜でもこんなに元気なんだ、、

もう日付超えるよ？

緑「佐久間〜なんか飲む？」

桃「温かいの飲みたい」

緑「コーヒーダメだよね？

ココアでいい？」

桃「うん！」

お湯を沸かして、

甘いココアの粉をカップに入れて溶かす。

佐久間の前にはい、と出すと

キラキラの笑顔で「ありがとー」って。

なんか、、子どもみたい。笑

そんな子どもみたいな成人男性が急に

桃「ねー、阿部ちゃん。最近寝れてる？」と聞いてきた。

緑「えっ？…まぁ、寝れてはいるよ。」

桃「なんか、疲れた顔してる。」

緑「…眠剤飲んでる。」

桃「そっかぁ、、不安で寝れないって言ってたもんね。」

辛いね〜と頭をよしよしされた。

この人にならトコトン甘えていい気がする。

そんなオーラがずーっと漂っている。

仲良くなったあの時からずっと。


そんな俺は無意識に佐久間に抱きついていた。

「うぇっ！？」

なんて声を漏らした佐久間だったけど、

俺の雰囲気を理解して感じ取ってくれたのか

抱き返してくれた。

ふっかとはまた違った、落ち着く感じ。


久しぶりに乾いた欠伸ではなく

睡魔とともに訪れる欠伸が出た。


桃「佐久間さん眠くなってきた〜。

阿部ちゃん、一緒に寝よ〜」

緑「ん、ねる、、」


二人で仲良く俺のベッドに入った。

ずっと佐久間は手を繋いでてくれて

その温もりが堪らなく安心感を憶えた。

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