こんな俺らでも。2

年末年始の男たち。4 ページ7

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白side

あけおめってことで、

無事に年明けたわけなんだけど

もうすぐテストなんだよ、俺。

新学期初日にテストとかありえなくない？

大晦日と元日はゆっくり何も考えずにコタツでみんなとワイワイしてたけど

さすがに2日からやばいかなって思い始めて

岩本くんが筋トレしているのを横目に勉強し始めた。

かなり集中出来て気づいたら2時間経ってた。

あれ、岩本くんどこ行った？

共有スペースにでも行ったかな。

俺も休憩がてら行こうかな。

ペンをしまって参考書を閉じて

車椅子のロックを外して動き出した。

共有スペースにはしょっぴーと阿部ちゃん以外が集まってた。

黄「あれ、ラウ。なんかあった？」

白「いや、気づいたら岩本くんいなかったし

ちょうど休憩しようかなって思って。」

黄「そっか。めっちゃ集中してんなって思って

声かけなかった。ごめんな」

白「んーん！平気！しょっぴーと阿部ちゃんは？」

赤「翔太は寝てる。阿部は勉強してんじゃない？」

白「そっか、阿部ちゃん忙しいかな？」

赤「俺らもわかんないから覗いてみて。

あ、ラウ。コーヒー入れるけど、飲む？」

白「飲む！ミルク入れてカフェオレにして〜笑」

紫「子供だな〜笑」

白「だって苦いじゃん笑」

ちょっとばかにされたけど仕方ないじゃん

苦いんだもん笑

温かいカフェオレと焼きたてのクッキーを頬張って

白「じゃ、戻るね〜！」

と共有スペースをあとにした。

向かった先は阿部ちゃんの部屋。

インターホンを鳴らすと「開いてるからどうぞ〜」って。

鍵開けっぱ！？って思ったけど

まぁ俺らしかいないし、

エントランスにロックかかってるから安全なんだけどね。

部屋に入るとパソコンと睨めっこしてる阿部ちゃん。

卒論発表もうすぐなんだって。

邪魔しちゃって申し訳ない…

緑「全然いいよ〜！ちょっと息抜きしたかったし！」

どこまで優しいの、阿部ちゃん🥲

物理の応用問題をわかるまで教えてくれて

もう大感謝。

白「まじでありがとう！」

緑「いーえ。わかんなかったらスグおいで？

いつでも教えてあげるから。」

白「うん！」


緑「あ、そうだ。

ラウの始業式の前の日から雪予報出てるよ。

まだわかんないけど、気をつけて」

白「まじか！積もっちゃうかな、、」




雪積もると大変なんだよな…

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